ファッションのトレンド=流行は何が決め手

ファッションの流行の鍵を握っているのは、デザイナーさんです。 19世紀以降、ファッションは雑誌が牽引して流行を作ってきたのです。 雑誌の誌面で、デザイナーさんがモデルさんを使って新しいスタイルを発表、それを買った皆が取り入れる、というのが、昔からの一般的な流れでした。 20世紀になってメディアが発達してきて、パリコレなどがテレビで流されるようにはなり、新たな流行の発信源となったものの、基本的には雑誌とデザイナーさんが流行の決め手をになっているのは変わりがないようです。 美容室にはよく、暇つぶしで見るように、流行りの服について載せた雑誌が置いてありますよね。 私などは疎いほうなので、テレビで見て初めて「こんなのはやってるんだ」と知ることが多いです。 ファッションというのは時代を映す鏡です。 かつて、服装というのはその社会の階級を反映していました。 王様なら王様らしく、神官なら神官らしく、商人なら商人らしく、農民なら農民らしく。 19世紀になって、階級制度から解放され、自由や平等がうたわれるようになってから、階級や身分に関係なく誰もがおしゃれを楽しむという、今日の意味でのファッションが発展したのだそうです。 20世紀になって女性が男性と同じように社会にでて働くようになると、今度は女性向けの、動きやすい、カッコいいスーツが流行りました。 女性がスカートの代わりにズボンを履くようになったのに、男性は基本的にスカートを履かないのは、男性の地位はそのままで、女性の地位が男性に近づいたからだといえそうです。 今、結構「女装男子」や「男の娘(こ)」、「スカート男子」などが流行りですが、これは男性と女性の間に横たわっていた服装上の区別、つまり社会的な区別がなくなりつつあるということで、よい傾向なのかもしれません。 このような目線でいうと、流行は何が決め手かという問いには、「その時代の風潮や価値観やものの考え方こそが流行の決め手である」ということもできるでしょう。

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