ファッション業界全体では必要性大

もしも、ファッションに流行がなくなってしまったら。 人々は今ある服を大切に着るようになり、地球環境を大切にするという意味ではよい効果が期待できます。 しかし、ファッション業界全体は、服が売れるスピードががくんと遅くなって、困ってしまうでしょうね。 流行のファッションとは基本的に贅沢なものである、ということが、私の読んだ本には書いてありました。 数年にいっぺん買い替えなくてはならない流行りの服は、それだけお金にゆとりがないと買えないわけで、贅沢品なのです。 流行りの服を着るというのはゆとりの象徴なのですね。 女性の「女性らしいファッション」、つまりハイヒールやミニスカート、へそだしルックなどですが、あれも贅沢なのです。 なぜなら、それらの服装は、まったく単純労働や肉体労働には向かないからです。 ハイヒールで全力疾走はできませんし、ミニスカートで高いところに登るのは恥ずかしいです。 つまり、そういう格好をしているということは、頑張ってきつい仕事をしなくてもいいほど豊かである、という財力の誇示でもあったのですね。 とはいえ、ことの起こりはそういうものだったとしても、現代では、ハイヒールで一日中汗水たらして頑張っておられる女性もいらっしゃることでしょう。 普通の靴でよい男の人と比べると、疲れやすい靴で働いておられる女性は、それだけ大きなハンデを負っているということです。 そうなってしまうと、「豊かさの誇示」というより、「忙しいけどそれに絶対屈しないでおしゃれな自分を維持し続ける女のプライド」と言ったほうが正確な気がします。 私は、そうまでしても頑張っておしゃれを貫く女性の方々を立派だと思います。 もっとも、私個人としましては、恰好悪いといわれてもヒールの低い靴が好きです。 東日本大震災以来、災害などで長距離を歩いて帰らなくてはならない場合に備えて、ヒールの低い靴を履く方が増えてきました。 楽な靴を履きたい私としては、ありがたい傾向だな、と思っています。

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